魚種別レザーの特徴と言われ

魚種別レザーの特徴と言われ

ここではOcean Leatherで使用されている魚たちのレザーの特徴といわれをご紹介しようと思います!

 

真鯛 Sea Bream

真鯛(マダイ)は、祝い事の席には必ずといっていいほど用いられ、タイ類の中でも最も有名な高級魚です。透明感と深みを兼ね備えた美しい鱗模様の革となっています。鱗模様一枚一枚にグラデーションをかけており、凹凸のある立体感が他の革にはない特徴です。古来、鯛は「おめでたい」との語呂合わせで、縁起物として重宝され、記念日やお祝いのプレゼントとしておススメです。

 

鰤 Japanese amberjack

ブリは比較的成長の早い魚であり、養殖されることも多く、年間を通して日本人に好まれ食される大衆魚です。釣り堀ではマダイと並ぶメイン魚種です。繊細な鱗模様と滑らかな手触りが特徴的な革となっています。また、ブリは成長するにつれて呼び名が変化する出世魚として、仕事や学業など成長出世祈願のお守りとしても最適のレザーです。

全ての魚には「側線(ラテラルライン)」と呼ばれる水の流れを感じるための感覚器官があり、革一枚につき一つしか取れない貴重な部位です。特にブリレザーは側線が明瞭で、フィッシュレザーの魅力を最も感じることができるレザーの1つでもあります。通常は一本しか走っていませんが、たまに二股に分かれた側線を持った魚もいます。

 

鮭 Salmon

非常に均一で立体的な鱗模様と細かな凹凸のある質感が魅力のレザーです。鱗模様の大きさは中程度のため目立ちすぎず使いやすい柄になっております。
過酷な環境を生き抜き、立派になって生まれた川に戻ってくることから、ブリとはまた違った「出世魚」とも言われています。また、たくさん子供を産むことから「子孫繁栄」、そして災いや障害を「避ける(サケる)」などから総じて縁起のいい魚と言われています。

 

シイラ Mahi-mahi

シイラは暖かい海に分布する大型肉食魚でスポーツフィッシングにおいて人気の魚で、ハワイではマヒマヒとも呼ばれ高級魚として食されています。シイラレザーは非常に細かな鱗模様と鮮明な側線が特徴のレザーで、非常に滑らかな触り心地です。全ての魚には「側線(ラテラルライン)」と呼ばれる水の流れを感じるための感覚器官があり、革一枚につき一つしか取れない貴重な部位です。シイラもブリと同じように側線がはっきりした魚で、フィッシュレザーの魅力を最も感じることができるレザーの1つでもあります。

古くから高知ではシイラは雄と雌が仲むつまじく泳ぐことから、結納品として使用されていました。そのため、夫婦円満、恋愛成就の魚と言われています。